管理人さん

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30 #a30

>[やはり管理人さんのことが気になる]:SELECT
「すくみちゃん…ダメだよ、こんな…」
そう言いかけた時、パァンと乾いた音が部屋に響いた。
一瞬の間をおいて、自分が頬を打たれたことを認識した。
「やめたいんだったら… ホンキで止めてよ!!
 流されるままに流されて…そんなの、そんなの優しさなんかじゃない!!」
すくみちゃんの瞳にあったのは、怒りと落胆と悲しみ。
「私がやめなかったらこのまま流されるの?
 それでいいの?それを望んでるの?」
ぽろぽろと涙をこぼしながら、すくみちゃんは俺に問い続ける。
「…答えてよ…私が好きになった人はこんなに弱い人なの?」
31 #a31

俺はどう答えていいのか解らず、すくみちゃんをぎゅっと抱きしめていた。
「…ごめんね、こんな試すような真似して
 でもね、本当に…本気で好きなんだよ…」
俺の胸に顔をうずめたままそう呟く。
「でも、お兄ちゃんには近くに大事な人がいるんだよね…」
あぁ、わかってるんだ…
この子は全部知った上で俺に判断を任せたんだ。なのに俺は…
「今日は…今日だけは隣で寝てもいい?」
俺はすくみちゃんの頭をくしゃくしゃと優しく撫でた。
「あ、あと…手も握っててくれると…嬉しい、かな…」
32 #a32

目が覚めると隣には誰もいなかった。
階段を下りていくと、玄関で出支度をしているすくみちゃんと目が合った。
「あらあら、日曜だからってちょ−っとお寝坊さんじゃありませんか?」
ふざけた調子で俺をからかう。
「お姉ちゃんは7時には起きてるってのにねー」
「いや、それはテレビ観る為だろ?」
すくみちゃんはクスクスと笑った。
「今日は友達と本の打ち合わせで遅くなるから。
 がんばりなさいっ! 寝言で名前呼ぶくらい好きならねっ!」
俺は寝言でそんなことを…
「行ってきまーすっ」
すくみちゃんの元気な声が廊下に響いた。
33 #a33

管理人さんはソファーでテレビを観ている。
俺はその隣に腰を下ろした。
すると、管理人さんは照れ笑いをしてこちらを向いた。
「…今朝、すくみちゃんにお説教されちゃいました」
「…俺もです」
何故か二人で顔を見合わせて吹き出す。
心の中ですくみちゃんに感謝。
少し間をおいて、すぅっ と大きく深呼吸を一回。
意を決して、短く大事な言葉を伝える。
「…貴女が、こまちさんが好きです 愛しています」
34 #a34

部屋の扉をパタンと閉めると寧子が切り出した。
「なーに辛そうな顔してんのよ」
優しくアタシの頭を撫でる。
隠してたつもりだけど、やっぱり寧子にはわかっちゃうんだ。
「ほーら、寧子お姉さんに何でも話してごらん」
こういう時の友達ってなんでこんなに暖かいんだろう。
堪えていた涙がぽろぽろとこぼれた。
「…大好きな人をね…振っちゃったの」
愚痴とのろけの入り交じった話を、寧子は頷きながら聞いてくれる。
一息ついたとき、寧子は優しく微笑んでくれた。
「ね、どこか遊びに行こう。バカ兄貴に車出させるからさ」
35 #a35

こまちさんはキスを交わしただけで息を荒くし、俺に身体を預けてきた。
「あ、あのっ 私……  も、ものすごくエッチなんですよ…」
予想外の嬉しい言葉。 そっと胸に触れて柔らかな感触を楽しむ。
すると、こまちさんは自分でシャツをたくし上げ、胸を露わにした。
「ふ、普段はこんなじゃないんですよっ
 こんなに待たせて…不安にさせるから、もう…」
言葉の最後は言わせなかった。
唇を重ねつつ、そのままソファに押し倒した。
36 #a36

ホックを外すと、大きな胸がたぷんと揺れてこぼれ出た。
「ちょっと…恥ずかしいです…」
こまちさんは真っ赤になって肩をすくめる…が、隠したりはしない。
胸を優しく揉みつつ、ふいに乳首を軽くつまんでみる。
「はぅんっ!」
乳首を舌先で転がしたり吸ったりして感触と反応を楽しむ。
「んっ…やぁ…そ、そんなに吸ったら、伸びちゃう…」
快楽に耐えようとする仕草がとても可愛い。
俺はそのまま、手を下のほうに伸ばした。
37 #a37

ストッキングをつまみ、爪を立てたまま思い切り引っ張った。
ピリピリピリと軽い音を立てて裂けていく。
「んっ…」
裂けた部分がどこかに食い込んだのか、こまちさんは軽く声をあげた。
「ご、ごめん。お気に入りだったとか?」
「…う、ううん。『破ってもらう』用です」
 
こまちさんは服とブラジャーを脱ぎ捨て、
破れたストッキングとショーツだけになった。
38 #a38

「え?あ…そんな、このままですか…」
俺はこまちさんを仰向けにして、そのまま太腿の間に割り込んだ。
たっぷりと湿り気を帯びた薄いショーツ。その上を軽く爪を立ててなぞる。
布越しにも解る突起を、容赦なく何度も何度も指で擦り上げた。
「ダメっ!私…クリ…弱ぃ…」
ストッキングの裂け目を広げ、ショーツをずらして直接口をつけた。
こまちさんに聞こえるように、わざと音が出るような舐め方をする。
「そんなにエッチな音たてちゃっ……ダメですよぅ…」
息を荒げながら、優しく微笑んで呟く。
「…私よりも…エッチな人」
39 #a39

こまちさんは床に膝立ちになり、ソファに腰掛けた俺に覆い被さった。
「んぷっ じゅぷっ…」
普段からはとても想像できないようないやらしい舐め方で、
俺のペニスにむしゃぶりついている。
舌先で、唇で、口全体で。 舐めて吸ってを繰り返す。
ふと、こまちさんのお尻が左右に揺れているのに気付いた。
さては…
「こまちさん、左手。どこ弄ってるの?」
一瞬にして顔が耳まで紅くなった。
「やっぱり、こまちさんはエッチだな」
俺がそう言うと、こまちさんは無言のまま動きを早めた。
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