管理人さん

とある下宿の若い管理人さん
ドジだけど一生懸命で
ドジだけど精一杯で
ドジだけど・・・
そんな管理人さんとのハァトフルなお話

基本的にコメントは投稿時の本文です。

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01 #01

下宿先の管理人さんと朝食。
下宿とは言っても、まだ下宿人は自分だけ。
「ごめんなさいね、ウッカリして買い物行ってなくて…
 おかず、目玉焼きしかないけどいっぱい食べてくださいね。」

02 #02

風呂場の方から管理人さんの悲鳴が聞こえた。
駆けつけてみると…
「…ええと、お風呂掃除をしようとしたんですが、
 その…蛇口をひねったらシャワーになってまして。」

03 #03

管理人さんが洗濯物を干していたので手伝うことにした。
「じゃ、このカゴの中のを干してくださいね。」
「わかりました  ってコレは…」
「!!! わわーーっ!!それダメ!ちがう!いくない!
 み、見ないでーーーっ!!」
ゴッ

オマケ→

04 #04

ふっと一斉に電気が消えた。
ブレーカーが落ちたらしい。
階段を降りて配電盤の方に足を向けた時、ふいに電気が点いた。
「あ…あ…」
そこにいたのは管理人さんだった。
「お、お風呂で…電気がそのっ!!」

05 #05

「苺が安かったんでドカ買いしちゃいましたー♪」
管理人さんはそう言って苺の入った籠を持ってきた。
「牛乳と練乳も用意し… きゃぁっ!」

06 #06

そろそろ寝ようかという頃に扉がノックされた
「あ、あの…すいません こんな時間に…」
管理人さんがおずおずと顔を出す。
「きょ、今日の映画、怖かったですね…」
たしか今日のTVロードショーはホラーものだった。
「だ、大丈夫ですよー、今日は特別に一緒の部屋で寝てあげますからー」
「え? ええーっ!?」
「ほら、私は部屋の隅でオッケーですからー」

07 #07

押し問答の末、俺の部屋に布団を2つ敷く事になった。
支度をしている間中、管理人さんの洗いたての髪の香りが俺の部屋に漂う。
「そ、それじゃっ おやすみなさいっ」
管理人さんはそそくさと布団に潜り込んだ。
何とも言えぬ悪戯心が涌く。
『ジャック、奴らはどこだ!俺が… おい、スティーブ!後ろだっ後にっっ!!』
さっきの映画のワンシーンをマネをしてみた。
すると…

08 #08

ぱっと目が覚めた。
横を見ると管理人さんが可愛い寝息を立てている。
昨晩の騒動を思い出してちょっと噴き出した。
まぁ、今日は休日だ。
管理人さんだってちょっとくらい寝坊をしてもいいだろう。
そっと台所へ降りて朝食を作る事にした。

09 #09

トーストに半熟目玉焼き、それとカリカリベーコン。
トマトは洗って丸かじり用に。
「…おはようございます」
管理人さんが起きてきた。
「おはようございます。さ、食べちゃいましょう」
俺が促すと管理人さんはイスに座った。
そして、はにかみながら口を開いた
「これじゃ、まるで…」

オマケ→

10 #10

「あの、これを貼ってもらえますか?」
管理人さんは小さな紙箱を持ってきた。
「どうも自分じゃ上手く貼れなくて。」
あぁ、肩に貼るやつか。
「ええ、かまいませんよ」
「…じゃ、お願いします…」
そう言うと管理人さんは後ろを向いて服をはだけた。

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