管理人さん
01-11

とある下宿の若い管理人さん
ドジだけど一生懸命で
ドジだけど精一杯で
ドジだけど・・・
そんな管理人さんとのハァトフルなお話


基本的にコメントは投稿時の本文です。

01
下宿先の管理人さんと朝食。
下宿とは言っても、まだ下宿人は自分だけ。
「ごめんなさいね、ウッカリして買い物行ってなくて…
 おかず、目玉焼きしかないけどいっぱい食べてくださいね。」

02
風呂場の方から管理人さんの悲鳴が聞こえた。
駆けつけてみると…
「…ええと、お風呂掃除をしようとしたんですが、
 その…蛇口をひねったらシャワーになってまして。」

03
管理人さんが洗濯物を干していたので手伝うことにした。
「じゃ、このカゴの中のを干してくださいね。」
「わかりました  ってコレは…」
「!!! わわーーっ!!それダメ!ちがう!いくない!
 み、見ないでーーーっ!!」
ゴッ

オマケ→

04
ふっと一斉に電気が消えた。
ブレーカーが落ちたらしい。
階段を降りて配電盤の方に足を向けた時、ふいに電気が点いた。
「あ…あ…」
そこにいたのは管理人さんだった。
「お、お風呂で…電気がそのっ!!」

05
「苺が安かったんでドカ買いしちゃいましたー♪」
管理人さんはそう言って苺の入った籠を持ってきた。
「牛乳と練乳も用意し… きゃぁっ!」

06
そろそろ寝ようかという頃に扉がノックされた
「あ、あの…すいません こんな時間に…」
管理人さんがおずおずと顔を出す。
「きょ、今日の映画、怖かったですね…」
たしか今日のTVロードショーはホラーものだった。
「だ、大丈夫ですよー、今日は特別に一緒の部屋で寝てあげますからー」
「え? ええーっ!?」
「ほら、私は部屋の隅でオッケーですからー」

07
押し問答の末、俺の部屋に布団を2つ敷く事になった。
支度をしている間中、管理人さんの洗いたての髪の香りが俺の部屋に漂う。
「そ、それじゃっ おやすみなさいっ」
管理人さんはそそくさと布団に潜り込んだ。
何とも言えぬ悪戯心が涌く。
『ジャック、奴らはどこだ!俺が… おい、スティーブ!後ろだっ後にっっ!!』
さっきの映画のワンシーンをマネをしてみた。
すると…

08
ぱっと目が覚めた。
横を見ると管理人さんが可愛い寝息を立てている。
昨晩の騒動を思い出してちょっと噴き出した。
まぁ、今日は休日だ。
管理人さんだってちょっとくらい寝坊をしてもいいだろう。
そっと台所へ降りて朝食を作る事にした。

09
トーストに半熟目玉焼き、それとカリカリベーコン。
トマトは洗って丸かじり用に。
「…おはようございます」
管理人さんが起きてきた。
「おはようございます。さ、食べちゃいましょう」
俺が促すと管理人さんはイスに座った。
そして、はにかみながら口を開いた
「これじゃ、まるで…」

オマケ→

10
「あの、これを貼ってもらえますか?」
管理人さんは小さな紙箱を持ってきた。
「どうも自分じゃ上手く貼れなくて。」
あぁ、肩に貼るやつか。
「ええ、かまいませんよ」
「…じゃ、お願いします…」
そう言うと管理人さんは後ろを向いて服をはだけた。

11
「そんなにこってるんなら揉みましょうか?」
俺はそう言って管理人さんの肩に手を伸ばした。
確かにちょっとこってるかな。
「あ、えっ!や、ちょっ…そんなっ!」
管理人さんは一瞬体をこわばらせ、そのまま脱力してしまった。
「だ、だめ…私…肩、弱っ! あぁ…」
くてっ と身体が俺の方に倒れ込んで来る。
「…ごめんなさい ダメなんです…     まだ…」
頬を紅潮させ、荒い息の隙間でかすかにそう言った。


もj